cdrecord: CDやDVDにイメージを焼き込む

cdrecord


私はDVD-Rドライブは一応持っているのですが、用途は専らLinuxディストリビューションのLiveCDなどを焼く程度なので、普段は滅多に使いません。なので、いざ使おうとする度に使い方を忘れてしまうので、メモしておきます。

ドライブの接続状況の確認

まず、繋いでいるDVD-Rドライブの識別番号を調べます。

# cdrecord dev=ATA -scanbus
Cdrecord-Clone 2.01 (cpu-pc-linux-gnu) Copyright (C) 1995-2004 J�rg Schilling
(中略)
cdrecord: Warning: using inofficial libscg transport code version (schily - Red Hat-scsi-linux-sg.c-1.83-RH '@(#)scsi-linux-sg.c     1.83 04/05/20 Copyright 1997 J. Schilling').
scsibus0:
        0,0,0     0) *
        0,1,0     1) 'Optiarc ' 'DVD RW AD-7170A ' '1.2C' Removable CD-ROM
        0,2,0     2) *
        0,3,0     3) *
        0,4,0     4) *
        0,5,0     5) *
        0,6,0     6) *
        0,7,0     7) *

私の環境の場合、上のように出力されましたので、DVD-Rドライブは "ATA:0,1,0" ということになります。

ATA接続でないドライブを使う場合は、dev=ATA の代わりに、適切なデバイスドライバを指定する必要があります。指定可能なドライバのリストはdev=helpで出力できます。

$ cdrecord dev=help

ドライブの詳細情報を表示

ドライブの識別番号がわかったら、次は、-checkdrive オプションを使って、そのドライブの詳細情報を表示してみます。

# cdrecord dev=ATA:0,1,0 driveropts=help -checkdrive
(中略)
Device type    : Removable CD-ROM
Version        : 0
Response Format: 2
Capabilities   : 
Vendor_info    : 'Optiarc '
Identifikation : 'DVD RW AD-7170A '
Revision       : '1.2C'
Device seems to be: Generic mmc2 DVD-R/DVD-RW.
cdrecord: Found DVD media: using cdr_mdvd.
Driver options:
burnfree        Prepare writer to use BURN-Free technology
noburnfree      Disable using BURN-Free technology

driveropts=help は、有効なドライバ固有オプションを表示するオプションです。 このドライブの場合、BURN-Free を有効/無効にするオプションがあると表示されました。

焼き込み

実際に焼き込む場合は、デバイス指定(dev)、ドライバのオプションの指定(driveropts)に加えて、焼き込むISOイメージを指定します。

# cdrecord dev=ATA:0,1,0 driveropts=burnfree -eject -dao -dummy ubuntu-ja-8.04-desktop-i386.iso

今回使用した、その他のオプションは以下の通り。

  • -eject 焼き終わったらトレイをイジェクトする
  • -dao Disk at Once
  • -dummy 書き込みテストをする(レーザーをオフにして予行練習をする)

これらのオプションを全て付けたうえで実行してみて、問題が無ければ、-dummy オプションだけ外して、実際に書き込みをして、完了です。


実際には、もっと多彩なオプションがあって、特殊なディスクなども作成できるのですが、私は前述の通り、LiveCDを焼く程度なので上記程度で十分です。 もっと詳しく知りたい人は cdrecord の manpage を参照してください。