gnome-open: 関連付けに従ってファイルを開く
「あー、このファイル、ダブルクリックしたい」
なんて、もどかしくなる事はありませんか?
たとえば、gnome-terminalを開いてプログラミングを行っていて、プログラムが吐いたgif画像を確認したい時に、適当な画像ビューアのコマンド名を忘れてしまったりして……。lsすれば名前が表示されるファイルの中身をちょっと確認したいだけなのに、そのためだけに nautilus ファイルブラウザを起動して、該当フォルダまで掘っていって……、なんてイライラしますよね。
そんな時に便利なのが gnome-open コマンドです。
使い方は簡単。既に開いている端末のプロンプトで
$ gnome-open temp.gif
なんて感じで開けば良いのです。これで、ファイルを nautilus でダブルクリックした時のように、関連付けに応じた適切なプログラムで temp.gif を開くことができます。GNOMEのデフォルトだと gthumb ですかね。
大抵の場合はこれで済んでしまいますが、まれにファイルを右クリックした時に出るメニューが使いたいときもあります。その場合は諦めて nautilus を起動させているのですが、それも
$ gnome-open . # ← gnome-open の後にスペースとドットです。
とすれば、現在のディレクトリを nautilus で開ける*1ので、ホームディレクトリからいちいち辿って行く必要はありません。
ちなみに、Windowsにも start というコマンドがあり、同様の事が行えます。ただ、コマンドラインに依存する作業をすることが多いLinuxのほうが、より、ありがたみのある機能ですね。
ところで、この gnome-open、私は/usr/binをぼんやり眺めていて見つけたのですが、正式なドキュメントが見当たりません。ご存知の方、ぜひコメントください。