ギビバイト(GiB)って使ってますか?

GiB ギビバイト


ギビバイトという言葉があります。みなさんはこれを使っていますか?

  1. なにそれ? 知らないなぁ
  2. 知ってるけど、使ってはいないなぁ
  3. バリバリ使ってるよ! ハッキリしてていいよね。

殆どの人は見たことも無いかと思いますが、これ、Linuxを使っているとごくまれに見かける表記なんですね。

ギビバイト(GiB: gibiByte)は、2の30乗バイト、つまり、1,073,741,824バイトを表す単位で、ぶっちゃけて言ってしまえは、ギガバイト(GB: gigabyte)のことです。

ガバイトという単語は、コンピュータの分野では長年、2の30乗として扱われてきましたが、SI接頭辞の「ギガ」が10の9乗(=1,000,000,000)を表現する接頭語であることから、ギガバイト=10の9乗バイトとして用いられることもあり、単位としてはあやふやな物になっていました。

そこで、間違い無く「2の30乗バイト」を表現できる言葉として「ギビバイト」という新しい言葉が作られたのです。もちろん、ギガだけでなく、メビバイト(MiB: mebibyte)なども定められています。これらの新しい単位は1998年に IEC(国際電気標準会議)で承認されたらしいのですが…… いまいち普及する気配がありません。

なんでこんな話を書いたかというと、実は、先日、GParted(Gnomeパーティション操作ツール)を使っていて、この表記が使われているのを見て「そういえばあったなぁ」とか思ってしまったからです。 ヨーロッパの人が使用しているのは何度か見たことがあるので、北欧の方では普通に使われているのかもしれませんが、日本国内では全くみかけません。アメリカでは……インチなどの独自単位を使い続け、SI単位が冷遇されている国に多くを期待してはいけませんね(笑)

「GiB/MiB 目撃談」なんて集めてみたら面白いかもしれません。だれかやってみません?