VAIO type P を開けて最初にしたことメモ

VAIO type P (色は赤)


キタワーー(AA略

というわけで、やっと、SonyStyleのオーナーメイドで購入した VAIO type Pが届きました。

今日のエントリは、届いてから約1日でやった初期セットアップなどの作業についての備忘録です。(+最後に触ってみた雑感を少し)

開梱から起動、Windowsの初期セットアップまで

SonyStyleの箱は結構大きかったのですが、中から出てきた type P の箱はそれなりにコンパクト。本体がすっぽり入る上面積で、厚さが10cm程度。

付属部品が、注文した部品と相異がないことをざっと確認したら、本体にバッテリーをさして、電源アダプタをつないで電源ボタンをON。

本体梱包に注意書きビラが付いていたとおり、初期セットアップ画面が出るまでたっぷり数分かかります。で、ドキドキしながら待つとWindowsのセットアップ画面が表示されます。

慣れないスティックポインタをいきなり触ると変な所をクリックしてしまって大変なことになるのは目に見えていたので、初期セットアップ中はキーボードのみ(タブとEnterとカーソルキーでほとんど事足りる)で操作しました。

セットアップがすんだらログイン画面になりますので、設定したアカウントとパスワードでログインできます。

スティックポインタの調整

ログインできたら、何よりも先にスティックポインタの調整をしました。

タスクトレイアイコンのAlpsPoint、もしくは、コントロールパネル>ハードウェアとサウンド>マウスで、マウスのプロパティを開き、「スティック」タブの動作設定ボタンを押して「スティックの設定」ダイアログを開いて、「プレスセレクトを使用する」のチェックを外します。

こうしておけば、スティックを操作中になぜか変な所がクリックされてしまうという事故を防げます。

ネットにつなぐ

各種ソフトのアップデートをしたいので、まずはネットワークの設定です。オプションのアダプタも買ってはいるのですが、通常使用時には無線が中心になるはずなので、初めから無線の設定をしました。

タスクトレイの無線アイコンから「ネットワークに接続」ダイアログを開き、表示されるリストから自分の無線アクセスポイントを選択、パスフレーズ等も自分の環境に合わせて入力。

接続ができると、VAIO Smart Network がそれを感知して、右下に小さなウィンドウを出してプロファイルを作成するか聞いてきます。持ち歩いて複数のネットワーク環境(公衆無線LANだとか出先のプライベートWifiだとか)につないだりするつもりなら、Smart Networkは地味に便利なアプリなのでプロファイル設定しとくと良いかもしれません。まぁそれでも、常時画面上部中央に鎮座しているステータス表示はさすがにウザいので消しますけどね。

WindowsUpdate, McAfee アップデート

ネットワークにつながったら、(初期セットアップでそう設定しておけば)自動的にWindowsUpdateやMcAfeeのアップデータが動いてダウンロードを始まりましたのでしばらく放置しました。

その間、てもちぶさただったので、右に表示されてるWindowsサイドバーにCPUメータのガジェットを置いたりして遊んでいました。CPUメータを見ると、結構CPUを食いまくってるのに気付きます。私はSSDのモデルを買ったので、本気で駆動部がまったく無く、ファンの音もディスクの音もしません。なのでPCが一生懸命働いているかどうかは、このようなメーターやディスクアクセスランプを見ないとわからないんですよね。

電源設定

待ってる間に画面を閉じたら、あっさりサスペンドに入ってしまって、「いつまでたってもおわらないじゃん!」というギャグをしてしまったので、待ち時間の間に電源設定もしました。

設定はスタートメニューの「VAIOの設定」から。

VAIO標準設定」をベースに一部を修正しました。変更した項目は以下の通りです。

  • 電源・バッテリ
    • 液晶の動作設定
      • 液晶を開いたとき: 休止やスリープから起動
      • 閉じたとき(電源接続時): 何もしない
    • 充電モード
      • いたわり充電モード: 有効 (超いたわり充電モード)
      • 急速充電モード: 無効

これで、電源をつないだままの場合は液晶を閉じてもスリープしなくなるので、今度こそ、液晶を閉じてしばらく放置。

普段は家でAC電源つないで使うのでこんな感じの設定でいいでしょう。明示的にスリープさせたいときは電源ボタンなり何なりを使うということで。

今はいろいろダウンロードなど時間がかかって放置する必要があるんですが、しばらく使っていてそういう作業が必要なくなってきたら、「閉じたとき:スリープ」に戻したほうが良いかもしれませんね。

再起動

裏で走らせていたアップデート二件ですが、McAfeeの方が早く終わって再起動しますか?と聞いてきました。私は、WindowsUpdateも走り終わるのを待ってから再起動しました。

McAfeeのほうはともかく、WindowsUpdateの方は、シャットダウン時&次回起動時にアップデート処理が走るので、他のアップデート処理をするまえに確実に1回再起動させておいたほうが良いでしょう。

私の場合、再起動後、WindowsUpdateに「悪意あるソフトウェア削除ツール」が1件残っていたので、一応それも実行させました。

ちなみに、この間、CPUが一時的に100%に張り付いていましたが、それは、このツール(mrt.exe)に加えて、.NETのアセンブリの最適化(mscorsvw.exe)が動いているせいでした。

この処理はほどなく終了するので、しばし待機。

VAIO Updateの実行

Windows Updateが終わったらVAIO Updateもかけておきます。

VAIO Updateの中にはデバイスドライバやインスタントモードの更新も含まれているらしいので、VAIOの変態アプリ(←言い過ぎです)を使わない人も素直にアップデートしておくほうが良いでしょう。

VAIO Updateはブラウザ上で実行されます。タスクトレイのVAIOアップデートのアイコンをダブルクリックすると、IEが立ち上がって更新プログラムのリストが表示されますので、あとは「アップデート開始」ボタンをぽちっとなです。

自動アップデートで済む項目はどんどんかってにアップデートされるので、途中で再起動を促される所で「OK」ボタンを押す以外は放置できます。一通り終わると、手動アップデートの説明が出ますので、それは指示にしたがって操作してやる必要があります。具体的には、先ほどのVAIO Updateの画面を再度開いて、手動アップデートの所にリストアップされた各アップデートの”名前のリンク”をクリック、そこに表示される長い説明の後半にある「アップデートの手順」にしたがえばOKです。「インストール開始」ボタンは「アップデートの手順」のすぐ右にあります。(←最初見逃してて、説明の意味がわからなかった)

設定を再度調整?

この時点で、プレスセレクトがなぜか有効になっていることに気付きました。ドライバのアップデートがかかって設定がリセットされたんでしょうか? まぁ、しばらく操作してても気付かないぐらいだったので、感度の調整が入ったのかもしれません。

とりあえず再度プレスセレクトの設定を開いて、今度はオフにせず、感度を最強にしてしばらく使ってみることにしました。同時に、液晶を閉じたときの挙動もデフォルトに戻っていたので再設定。

リカバリディスクの作成

VAIOをはじめる前の準備」とか、VAIO Updateのバルーンなんかが出ますが、とりあえず放置して、リカバリディスクの作成をしておきます。

ディスク作成には外付けDVD-Rドライブが必要ですが、私はそんなもの持ち合わせていないので、手持ちの内臓用DVD-Rドライブに、USB変換アダプタ(秋葉原で2000円ぐらいで売ってるもの)を噛ませて使いました。(しかも私が所有する唯一のDVD-Rドライブは家庭内サーバーのLinux箱に付けていたので、サーバーを一時的に停止して接収しましたw)

あと、リカバリディスクはDVDで2枚(もしくはDLメディア1枚)になります。DVD-Rブランクメディア1枚では足りないので注意です。

USBでドライブをつなぎ、自動的に始まるドライバの組み込み等が行われるのを待って、スタートメニューからVAIOリカバリーセンターを開き「リカバリディスクの作成」→「開始」をクリック。

メディアの種類を選択すると、おもむろにディスク作成が始まります。(残り90分などと出ますが、これはDVDドライブの性能で変わるでしょう。私の場合、実質40分程度でした。)

つないだDVD-Rドライブに空メディアを入れておくと、1枚目の焼き込み完了までノンストップで進むようです。暇だからと裏でいろいろいじくっていたら焼き込みに失敗するかもしれないので、おとなしく待ちましょう。

VAIO の初期設定

リカバリメディアができたらあとは安心して設定をいじれます。まずは先ほど無視した「VAIOをはじめる前の準備」から。

注意事項のPDFが表示されたあと、悪名高いバックグラウンド解析ソフトの設定になります。基本的に私はそれを使うつもりはありませんが、どんだけ重いのか体験してみたいので(笑)すべてデフォルトの「利用する」設定をしてみました。

続けて、サポートがジェットですが、これはさすがにただのリンク集相当みたいですし、各ツールはスタートメニューからも探せたので、ガジェットはナシを選択。

設定が終わるとVAIOナビの説明動画が流れたあと、カスタマー登録してくれとダイアログが表示されたのですが、次へを押すとそのまま再起動を勧められて、「?」と思いつつも再起動させたら、終了中にブラウザが立ち上がろうとしているのがちらっと見えたり……。UIがなってないなw。ま、カスタマー登録はスタートメニューにしっかり登録されているので、そこから手動で選べばいいんですけどね。

カスタマー登録

というわけで、カスタマー登録。MySonyIDを持っている(SonyStyle直販を利用するひとは大抵持ってると思いますが)ので、個人情報に関しては自動で補完されて入力の必要は無し。でも、購入日と購入店名は手で入力させるんですね……。念のために登録完了時に出るお客様サポート番号を控えて終了。

あと、McAfeeもユーザー登録が必要なので登録しておく。タスクトレイのMcAfeeアイコンを右クリック>製品のセットアップで出るダイアログに必要事項を記入して、折り返し届くメールのアクティベートリンクをクリックすれば完了。

VAIO Updateの設定

VAIO Updateの常駐ソフトは更新がないか見張って通知するだけっぽいので、無効にしました。

タスクトレイのVAIO Updateを右クリック>「VAIO Updateの設定」で出るダイアログの「定期的にサーバーと通信を〜」のチェックをはずし、OKを押す。

そうこうしているうちに、この時点で解析アプリは終了してた。なんか拍子抜け。データが増えてきたらうざったくなるんでしょうか?

Pidgin のインストール

最低限の各種設定は以上で済んだので、ここからは自分の好みのアプリをインストールしたり、設定の微妙なところを詰めていったりするフェーズに入ります。

で、私が新しいOS環境に最初に入れるのは Pidginというマルチメッセンジャーソフトです。複数のメッセンジャーを統合したようなソフトで、Linuxの環境でも使い慣れてるので重宝します。

最近、ブラウザ上でうごくWebサービスでかなりのことが完結してしまうので、頻繁に利用する機能で、どうしてもローカルアプリじゃないとダメというのはあまり多くないんですが、ことメッセンジャーソフトに関しては未だに手放せません。

さて、Pidginのインストールと設定ですが、インストールは公式サイト http://www.pidgin.im/ からインストーラを拾ってきて実行するだけです。

設定に関しては、既に今使っているLinux版の設定画面を見ながら、手動で適当に設定しました。 あんまりスマートじゃないんですが、大してこだわった設定をしてるわけでもないので、これでオッケー。

VAIO type Pを使ってみた感想

まだ完全にセットアップが済んだわけではないのですが、今日はここまでです。

最後に、VAIO type Pを1日触ってみた感想を書いておきます。

キーボードはすぐ慣れる

私が type P を一目惚れした理由の1つが、まともなサイズのキーボードでした。

EeePC工人舎のSCなど、いくつかのネットブックに触れてきましたが、どれでも苦労するのはキーボードサイズです。それらのキーボードは、何日も触って、やっと少しなれてきて、それでも時々キーの隙間を叩いてしまってミスタイプする、といった感じだったのに対し、type Pはすぐに慣れることができました。特に、URLを打つときのコロンやスラッシュなどの記号も、特に気張らずに打てるというのは重要なポイントだと思います。(ミニノートやネットブックではスラッシュやコロンあたりの記号のキーはピッチが変則になっていることが多いので気をつけないと打ち間違えること必至です)

スティックポインタは、私は慣れた

スティックポインタに関しては、ドライバのアップデートが効いたのか、私の順応性が高かったのかは分かりませんが、セットアップの際にずっと使っている間に慣れました。誤操作をおこしやすいと噂のプレスセレクトも、現在設定している一番反応しにくい設定では特に誤操作もなく、逆にタップしたつもりで押されていないことが多いぐらいなので、もうすこし調整しながら使っていこうかとおもいます。

やっぱり遅い

CPUの遅さには警戒して、カスタマイズで最速のZ540を選択していたのですが、やっぱりそれでも遅いと感じます。

特に画面の遷移やプログラムの起動時に顕著で、クリックしたあと「あれ?押されてなかったかな?」と不安になったころに画面表示が出ることが多々ありました。マウスカーソルが砂時計(Vistaの場合カーソルの右下に丸が出て色がグラデーションするアレ)になったあと元のカーソルにもどってから、アプリのダイアログが出たりするまでの間が長い感じです。

ただ、私はこれが初めて使い込むVistaマシンなので、Vista流の動きになれてないだけ、という可能性もありますね。

あと、 iKnow 改め smart.fm の iKnow学習アプリを動作させたら、スペック不足が実感できました。やはり重めのFLASHは辛いようです。

見方によっちゃ小さい

ジーパンのポケットに突っ込むギャグのようなCMはさておき(そのギャグのおかげで動画作成のネタになったわけですが。)、実際に手にしてみると、やっぱり小さいです。

作業の際には、家のPCを立ち上げて、このメモをとりながらセットアップをしていたのですが、そのメモ取りに使っていたキーボードは Happy Hacking Keyboard Lite 2 です。で、そのときに気付いたのですが、type PにLバッテリーを付けて液晶を閉じたときの厚みは、ちょうどHHKB Lite2のキーを除いた台座部分と同ぐらいなんですね。縦幅もほぼ同じ長さで、横幅はtype Pのほうが一回り小さいので、大きさとしては、HHKB Lite2の台座にすっぽり収まるぐらい、ということになります。

そうかんがえるとやっぱり小さいなぁ。と。

というわけで

まだ1日しか触っていないので、まだまだ設定も不足していますが、ぼちぼちいじっていこうかとおもいます。こいつとは長く付き合っていくつもりですしネ。