家庭内サーバーとしてCentOSをインストール
以前、ここにも書いたのですが、現在家庭内LANの中心にいて常時起動しているLinuxサーバーが、OSがFedora Core 6のまま放置していたので、今日は、このサーバーのOSを CentOS に置き換える作業をしました。
以下は、今日やった作業のメモです。
バックアップ
今回は、旧環境の入っているパーティションをフォーマットして、そこにCentOSをインストールしますので、消去されるパーティションにある大事なデータは退避させておく必要があります。
一般的には、
- /home にある、各ユーザーのホームディレクトリ内のファイル
- /etc にある各種の設定ファイル(新環境構築の参考にもなるので)
- /var に置いた自作のデータやメールのスプールなど
あたりが対象となるでしょう。
/usr 以下は普通はザックリ捨てて良いはずですが、もし、時前のデータなどが(おそらく/usr/local 以下に)置いてある場合は、それも退避させておきましょう。
念の為にフルバックアップ
上記のデータがバックアップできていれば大丈夫のはずですが、心配ならば、パーティションのまるごとバックアップもしておくと良いでしょう。
私の場合は以下の手順でやりました。
- 対象機の電源を切る
- 十分な空き容量のあるHDDを接続する
- Ubuntu の LiveCD を使用して起動する
- 先程繋いだバックアップ用HDDをマウントする
- dd で、バックアップ元HDDを吸い出す。
- sudo dd if=/dev/sda of=/mnt/tmp/oldhdd.image bs=32MB
これで吸い出したイメージはe2fsckなんかをかけることもできますし、ループバックオプション( -o loop )付きでマウントしてやれば、いつでも中身を参照したり書き換えたり出来ます。
CentOS のインストールDVDを作成
インストーラは4枚組みのCDか、1枚のDVDになります。 ネットワークインストールを使うなら、CD1枚でも用足りるのですが、せっかくなので今回はDVDを作成しました。
といっても、普通にWebからisoを拾ってきて、md5sum でチェックサムを確認したうえで、cdrecordで焼き込めば完了です。
CentOS 5.1 のインストール
インストーラはRedHatのAnacondaなので、RHELやFedoraと同じです。特にひっかかる所も無いでしょう。
このLinuxPCの場合、デスクトップとして使うのではなく、サーバーとして使うものなので、デフォルトの言語は英語にしておいたほうが無難です。システムのデフォルトの言語はインストーラの最初で聞かれる「インストール作業で使用する言語」で決まってしまうので、デフォルトの言語を英語にしたい場合、インストーラも英語で進める必要があります。
デフォルトを英語にしていたとしても、日本語サポートのパッケージを入れておけば、普通に日本語表示もできますし、エラーメッセージ等を一時的に日本語で表示したい場合はロケールの環境変数を弄れば良いので問題無しです。
インストールするパッケージに関しては、ここであんまり熟考しなくても、あとから追加/削除できるので適当に選びました。 選んだフィーチャーは
で、
Packages from CentOS Extras
のリポジトリを有効にし、
Customize Now
で詳細なパッケージ選択画面を出して、以下の項目を変更してインストールしました。
- 追加
- 削除
- Applications
- Games and Entertainment
- Office/Productivity
- Servers
- Printing Support
- Applications
最新版に更新
セットアップが終わり、ログインしたあと、しばらくすれば、アップデートデータがあると通知が来るでしょう。まずはそのガイドに従ってアップデートしておきましょう。
CUIなら、root で yum update すればOKですね。
結構時間がかかるので、アップデートが完全に終わるまでじっと我慢です。
私がやった際には、カーネルのアップデートも含まれていたので、完了後は念のために再起動しました。
最低限のセットアップ
インストールが済んだあとは、このサーバにやらせたい各種の仕事のためのセットアップに移るわけですが、その前に幾つかやっておくことがあります。
が、今日は眠くなったのでここまで。続きはまた明日以降に。