意図を誤解無く伝えることは難しい

Th @ 2, my office


先日、といっても2週間ほど前のものですが、こんな記事があります。

職場における電子メールを巡る10の不平の種

電子メールを日常の業務で使用する職場で、電子メールを送る際に気をつけること、やってはいけないこと集。といった記事です。 記事自体は「あるある」的なネタなのですが、ちょっと気になった記述がありました。

6.不明瞭な時間と場所

電子メールはミーティングを設定するときにもよく利用される。カレンダーの自動招待機能を使っていない場合は、「(木)@ 2、わたしのオフィス」では問題が起きる可能性がある。今週の木曜日なのか来週の木曜日かも分からない。

最も良いのは、「2007年10月14日木曜日の午後1時から午後4時に本社3階のわたしのオフィスで」のようにすべての詳細を書くことだ。また、国際電話会議を設定する場合は時間帯の指定も忘れないこと。

「何時から何時まで」といった事も全て書けといっておきながら、国際電話会議の場合は「時間帯」の指定「も」忘れないように、と言っています。

カンの良い人なら気付くのかもしれませんが、私にはピンとこなかったので、原文も読んでみました。

6. When, Where, Huh? -- Emails are commonly used to arrange meetings. If you aren't using an automated calendar invite, just writing "Th @ 2, my office" can cause problems. Did you mean this coming Thursday or Thursday next week? Best to include all the details such as "Thursday, Oct. 14, 2007 from 1 pm to 4 pm in my office located on the 3rd Floor of Corporate Tower One." And when scheduling a global conference call, be sure to include a specific time zone.

http://itmanagement.earthweb.com/columns/article.php/3512986

タイムゾーンの事かよっ!

まぁ、確かに無理矢理日本語に直せば「等時帯」とか「時間帯」とかになるんでしょうけど、この文脈で「時間帯」と書かれると誤解するよなぁ。

というか、項目名の「When, Where, Huh?」や、悪い例の「Th @ 2, my office」などを見るにつけ、原文は結構センスの良い書き方をされてるのに、翻訳で台無しになっている部分があるような気がします。

結局は、どうせなら原文を読んだほうが良い、ってことなんでしょうね。

あぁ、英語がスラスラ読めるようになりたい。